年末に行われる女芸人のナンバーワンを決めるお笑いコンテスト「THE W」ですが、
残念なことに毎年ヤラセや出来レースを疑う声が浮上しています。
同大会の主宰は吉本興業と日本テレビで、2017年に第1回大会が行われました。
8回目となる今年(2024年)の大会の決勝戦は12月10日に放送されることが決まっています。
この記事では過去に行われた大会のヤラセ・出来レース疑惑について調査してまとめていきます。
THEWは審査員のヤラセや出来レースを疑う声が多数!
THEWが放送されると、SNS上ではヤラセを疑う多数の声が飛び交います。
このようなネット上の声は、毎年のように出てきてしまいますが、
特に「ヤラセだ!」という声が多かった年度の大会について見ていきましょう!
2017年・初代女王「ゆりやんレトリィバァ」
2017年に行われた第1回大会の女王に輝いたのは「ゆりやんレトリィバァ」さんです。
決勝に勝ち進んだのは以下の10組でした。
アジアン
引用:ナタリー
押しだしましょう子
紺野ぶるま
どんぐりぱわーず
中村涼子
ニッチェ
はなしょー
牧野ステテコ
まとばゆう
ゆりやんレトリィバァ
10組のファイナリストの中から見事優勝を勝ち取ったゆりやんさんでしたが、
彼女の見せたネタに対してネット上では、
「どこが面白いのかわからない」
「放送事故レベル」
といった辛辣な意見が並ぶ事態となってしまいました。。
結果的に、ゆりやんさんがヤラセ・出来レースと言われてしまった理由をまとめると
- 1人だけセットが大掛かりだった
- 違和感のある笑い声が響いていた
- 紹介のVTRがわざとらしかった
の3つです。
ヤラセと言われた理由①:1人だけセットが大掛かりだった
年に1度行われるお笑いコンテストでは
M-1=漫才
キングオブコント=コント
のようにネタの種類を限定してコンテストが行われますが、
THEWではそういった決まりがありません。
ゆえに、漫才で勝負するコンビやコントを披露するグループなどが乱立する形になります。
同大会でも参加者たちは様々な形式でネタを披露していましたが、
ゆりやんさんだけは大掛かりなセットが用意されていた
のだそうです。
これには、「番組に優遇されている?」と思ってしまう視聴者もたくさんいたようですね。
ヤラセと言われた理由②:違和感のある笑い声が響いていた
THEWの決勝では観客が入っていますが、
ゆりやんさんがネタを披露しているときの笑い声が違和感を感じてしまうような不自然なものだった
という声もあります。
他の芸人さんがネタを披露しているときに比べて、
ゆりやんさんのときだけ甲高い笑い声が異常に大きかったのだとか…
オチ的なポイントでないタイミングでも笑いが起こっていたりシたようです。
まぁ、笑いのツボは人それぞれなので、
たまたま笑い声の大きい人の、”笑いのツボ”を捉えてしまっただけ
ということも考えられますよね。
ヤラセと言われた理由③:紹介のVTRがわざとらしかった
出場者を紹介するVTRでも、内容がわざとらしいと波紋をよんだのだとか…
ゆりやんさんの紹介は、先輩芸人のレイザーラモンRGさんがVTRに出演しお話されたそうですが、
『ゆりやんがバケモノであることは事実。
トークでも笑い取るし、ゼロからイチを生み出すこともできる。
毎日燃えたぎっているマグマのような子』
引用:アサゲイプラス
といった”べた褒め”なものだったといいます。
こういった紹介VTRやナレーションで、
「これまでタイトルを取っていない」
などと盛大なアオリや匂わせ?に、違和感を覚えた視聴者もいたようです。
しかし、レイザーラモンRGさんは本心でゆりやんさんをリスペクトしていたという可能性も十分にありますし、
大きい口を叩いてあげてあげて盛り上げて置くのも、テレビのよくあるやり方なのでは?と考えられます。
2021年・5代目女王「オダウエダ」
2021年に行われた第5回大会で優勝したのは「オダウエダ」のお二人です。
同大会のファイナリストは以下の10組でした。
Aマッソ
引用:ORICON NEWS
オダウエダ
スパイク
TEAM BANANA
天才ピアニスト
紅しょうが
ヨネダ2000
女ガールズ
茶々
ヒコロヒー
2021年の大会では、Aマッソ・天才ピアニスト・紅しょうがなどの人気コンビが出場し
ハイレベルな戦いとなりました。
オダウエダは決勝1回戦で紅しょうがに勝ち、最終決戦に出ることになりましたが、
この時点でネット上ではざわざわとシていたようです。
結果的にオダウエダが「ヤラセ」といわれてしまった理由は
- 審査員の数が少なすぎた
- 視聴者の意見が無視された
- コントの癖が強く万人受けするものじゃなかった
の3つです。
ヤラセと言われた理由①:審査員の数が少なすぎた
2021年大会では、
オダウエダの他にAマッソと天才ピアニストが決勝に進み、
審査員は7名という体制で行われました。
結果は、票数が2,2,3と分かれて、3票を獲得したオダウエダが優勝となりました。
これには、「審査員の数が少なすぎて好みに偏りが出ている!」といった意見があがる結果に…
審査員の数がもう少し多ければ、結果は違っていたかも…
あるいはネット投票などで視聴者の意見も取り入れれば、こういった理不尽な不満も減るかもしれませんね。
ヤラセと言われた理由②:視聴者の意見が無視された
1つ目の理由と繋がりますが、
視聴者からの人気は優勝したオダウエダよりも
決勝敗退となったAマッソと天才ピアニストに集まっていたようです。
ネット上ではこんな調査もされていたのだとか…↓
優勝を決める事ができるのは”審査員席に座った7名のみ”という決まりなので
このような数字が出てしまうと、視聴者は「意見を聞き入れてもらえなかった」と不満に感じてしまうのも無理ありません。
ヤラセと言われた理由③:コントの癖が強く万人受けするものじゃなかった
オダウエダのコントは、他2組と比べてクセの強いものでした。
(昨年のM-1でも、決勝進出した「さやか」がクセ強のネタを披露して惨敗シていましたが・・・^^;)
クセ強ネタは良い方、悪い方のどちらに転ぶかはわかりません。
くせが強かったから勝てた!という可能性も無きにしもあらず…。
ですが、初代女王のゆりやんさん然り、
”クセ強ネタ”で優勝すると、受け入れられない層から批判の声が上がってしまう
ようです。
2023年・7代目女王「紅しょうが」
2023年大会で優勝し、7代目の女王になったのは「紅しょうが」のお二人です。
同大会のファイナリストは以下の12組でした。
あぁ~しらき
引用:ORICON NEWS
エルフ(荒川、はる)
スパイク(松浦志穂、小川暖奈)
ハイツ友の会(清水香奈芽、西野)
はるかぜに告ぐ(とんず、一色といろ)
紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)
変ホ長調(彼方さとみ、小田ひとみ)
ぼる塾(酒寄希望、きりやはるか、あんり、田辺智加)
梵天(薪子、しおたむ)
まいあんつ
やす子
ゆりやんレトリィバァ
エルフは2年連続2度目、
スパイクは4年連続4度目、
紅しょうがは4年連続5度目
という惜しくも優勝を逃してきた常連の猛者たちが集まった大会でした。
決勝出場5回目の紅しょうがは念願叶っての優勝でしたが、
それでも「ヤラセ」「出来レース」という声が上がってしまいました。
理由は
- 吉本の芸人だった
- 音声トラブルで国民投票がなくなった
- エルフの方が面白かった
の3つです。
ヤラセと言われた理由①:吉本の芸人だった
2023年大会では、準決勝のブロック戦を勝ち抜いたのが
スパイク、エルフ、紅しょうが
の3組でした。
この3組の共通点は「吉本興業所属の芸人」ということで、
しかも、THEWの主宰は”吉本興業と日本テレビ”です。
勝ち上がった3組が吉本だったのはただの偶然だと思いますが、
この偶然に視聴者は、「あー、よしもとなんだ…」とあらぬ疑いを抱いてしまう事態となりました。
ヤラセと言われた理由②:音声トラブルで国民投票がなくなった
過去のヤラセ疑惑から、「国民投票」という制度が作られ、
視聴者の意見が反映される形となりましたが、
なんと、音声トラブルが発生したせいで「国民投票」ができなくなる事態に…!
結局、結果は審査員に委ねられることになりますた。
これがどれほど影響力を持っていたかは定かではありませんが、
”行われるはずだったもの”が急に無くなると、疑いたくなる気持ちもわからないではありませんね。
ヤラセと言われた理由③:エルフの方が面白かった
同大会は本当に接戦でした!
過去大会のように、紅しょうがに対して「面白くない」という意見も一定数あるものの、
面白かった!というポジティブ意見も多かった印象です。
そんな中でもヤラセ疑惑が浮上してしまったのは、
同じく決勝に残ったエルフのネタも「面白い!」と評価されたからです。
どちらも視聴者から高評価を得ましたが、
エルフを応援していた人たちからの、悔し紛れの疑惑の声があがってしまったようですね。
ヤラセじゃなかった!と言われた年もある!
毎年必ずと行っていいほど「ヤラセ」「できれーす」といった声が上がる中で、
『ヤラセじゃなかった!』
といった声が上がる年もありました。
それは、「吉住」さんが4代目女王となった2020年大会です!
コンビでコントを披露して優勝するというパターンが多い中、
吉住さんはピンでコントを披露して、審査員から多数の票を集めてぶっちぎり優勝シました!
これには視聴者は予想できておらず、なおかつ納得の結果だったようで、
「ヤラセじゃなかった!」
という意見があがっていました。
まとめ
THE Wのヤラセ疑惑について調査してみました。
毎年のヤラセ疑惑に応じて、審査の仕方も年々改良されているようですが、
こういった賞レースがある限り、ヤラセや出来レースを疑う声はなくならないでしょう。
個々のお笑いのツボは千差万別ですし、
そんな中で、優勝を掴み取ることは、芸人さんの努力と運の結果だと思います!
今年のTHE Wではどんな戦いが見られるのか楽しみです。